有意義な海外留学にするために～社会人が知っておきたいお金と生活事情
海外留学と言えば学生のうちに経験するものと思われていますが、大人になってからでは遅いのでしょうか？今回は大人になってから経験する海外留学について、メリット・デメリットやリスクについてご紹介します。
大人の海外留学にはお金以外にどんな準備が必要なのか知っておきましょう。
大人になっても海外留学はできる？
海外留学は大人になってもできます。
一般的には学生の頃の経験というイメージのある「海外留学」ですが、大人になってから経験しても問題ありません。
むしろ海外では1度社会人になってから大学に入る人は珍しくなく、大人になってから何かを学ぶことはポピュラーな取り組みです。
大人になってから海外留学をするメリット
大人でも海外留学して問題ありません。
むしろ大人になってから海外留学することでしか味わえない「メリット」があります。
学ぶ意欲が出てきた自分を肯定するためにも「大人の海外留学のメリット」を覚えておきましょう。
学びの量が多い
会社員としての経験値を蓄えてから行う留学は、学びが多いです。
ある程度日本という社会の仕組みを体感した後だからこそ、海外との価値観の違いに対して敏感になれます。
とくに人とのコミュニケーションで吸収できる知識の多さや質の高さは、学生の比ではありません。
単純な語学学習だけにとどまらず、生活の全てが学びに感じられるのは社会人ならではの特権です。
人生への向き合い方を変えるきっかけになる
日本とは全く違う文化や生活様式の中で生きている人たちに触れることで、自身の人生への向き合い方が変わります。
とくに「仕事」や「生活」の面で大きな影響を与えられ、人によっては海外への移住を本気で検討するほど価値観を大きく変えられるのです。
自分の人生は自分で決められる社会人だからこそ、海外留学をするという選択肢に価値が生まれます。
お金はどれくらいかかる？
社会人の海外留学には価値がありますが、実際はなかなか踏み出せないものです。
その理由の1つが「お金」。1年間海外留学すると想定すると、一般的には「400万円前後」の費用が必要です。
社会人であっても決して安い金額ではないため、計画的に資金を確保しなければいけません。
この留学費用を捻出するために副業を始める人も多いです。
若い女性であればパパ活をして留学資金を貯める人もいます。
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明確な目的と強い意志がなければ、達成できないまま諦めてしまうといった事態になりかねません。
目的が「留学」ではなく「貯金」になってしまわないように注意しましょう。
また留学先で学びながらアルバイトをすることで生活費を確保するという手段もあります。
「学び」に集中したい場合はあまりおすすめできませんが、語学力UPや人生経験を得るための留学であれば有効な手段です。
大人の海外留学のデメリット
海外留学の費用は高く、その点をデメリットに感じる人が多いです。
ギャップのない海外留学を実現したいならば、なるべく多くの情報を仕入れメリット・デメリットを冷静に分析しましょう。
先ほどメリットを紹介したので、今度派費用面以外の部分で考えられるデメリットをいくつかご紹介します。
時間の捻出が難しい
一番の問題は「時間の捻出が難しい」ということです。
多くの場合、会社に勤めながら留学をするのは現実的ではありません。
「転職」もしくは「休職」など、の大きな決断をしなくてはいけない点をデメリットと捉える人が多いです。
「記憶力」においては苦労する
大人になっても英語の学習は可能ですが、どうしても苦労してしまいます。
とくに「記憶力」が必要な部分の学習は、若い頃に比べると苦労が大きいです。
それまでに培ってきた社会人経験や勉強のコツにアドバンテージがありながらも「心して勉強に臨まなければいけない」という覚悟をしましょう。
リスクはあるのか？
社会人が海外留学をする場合のリスクは「帰国時」にあります。
なぜなら、社会人は帰国すると「就労」する必要があるからです。
多くの場合は帰国すると転職活動を始めることになります。
1年の海外留学という経験を生かして転職活動をする場合は賢く立ち回らなければいけません。
海外留学経験が上手く生かせなければ「日本での居場所がなくなってしまう」ため、海外留学は常にリスクが付きまとうのです。
余裕のある留学期間は？
リスクを回避するためには、海外留学でよりよい経験をしなければいけません。
そのためには「1年」程度の留学期間を設けることをオススメします。
それ以下の期間だと、価値のある経験を積み上げることが難しいです。
大学生ならば「2~3年」という長期的な留学も有効的ですが、大人になると年を重ねる分だけ再就職が難しくなるので、長すぎる期間を設定することはオススメできません。
適度な期間として「1年」を目安にしましょう。
やりたい気持ちを大切に
大人になってからでも、海外留学はできます。
むしろ大人になってから行う海外留学では、学生の頃には見えなかったメリット見えてくるため、学びの質は高いです。
一方で「費用」や「再就職」という点においてはデメリットも見受けられるので、メリット・デメリットはしっかりと理解してから実行に移されなければいけません。
しかし、なによりも大切なのは「海外留学したい」という気持ち。
大人になっても学ぶ気持ちが衰えないことは強い行動力を支えてくれるので、心に付いたら、ぜひともチャンスを探してみてはいかがでしょうか。