海外留学の費用は安くありません。
費用を抑えたとしても、学費だけで120万円以上かかるのが一般的です。
そのため海外留学をしたくとも、費用の面で悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
特に、昨今の円安事情のせいで更に渡航が難しくなっています。
そんなときは「奨学金」の利用を検討しましょう。
実は学生だけでなく、大人の海外留学でも使える奨学金があります。
意欲も実力もあるのにお金がない。そのような場合は奨学金を利用しましょう。
今回は学生だけでなく、大人の海外留学でも利用できる奨学金を5種類ご紹介します。
「海外留学支援制度(学部学位取得型)」は、日本学生支援機構が提供している奨学金です。
この奨学金は「高校等卒業見込み」「高校等を卒業して3年以内」「もしくは学士を取得していない高卒認定試験の合格者」などを対象にしています。
TOEFLで一定の成績を納める必要がありますが、年齢制限のない奨学金です。
「フルブライト奨学金」は、日米の相互理解に貢献できるリーダーの育成や、日米の関係向上を目的として用意された奨学金です。
用意されているプログラムは「大学院留学プログラム」や「研究員プログラム」など専門性が高いものが多く、募集要項には「4年制大卒程度」や「大学院在籍者」などの高い条件が設定されています。
「エラスムス・プラス」はEU(欧州連合)での勉強や研究を支援する目的で制定された奨学金です。
主に学生の修士課程への進学を支援しています。
大人も対象に含まれますが、基本的には大学や教育機関ごとに要件が設定されているので、大学生、もしくは大学関係者であると、奨学金を利用できるチャンス可能性が高いです。
「日本-IMFの奨学金制度」は、マクロ経済学の専門家としてIMFで働くために博士課程で学ぶ日本人学生への支援を目的としている奨学金制度です。
海外び大学のマクロ経済学博士課程に在学中、もしくは出願中の学生が対象であるため、進路の選択肢はかなり限られています
。しかし条件に当てはまる人にはまたとない奨学金制度です。
「松下幸之助国際スカラシップ」は、アジアやラテンアメリカなど諸外国との相互理解に関する研究を志願する学生に対して支援される奨学金です。
学部生か大学院生を対象にしている奨学金制度ですが、39歳以下ならば誰にでも利用するチャンスがあります。
大人でも、海外留学の資金準備として奨学金を利用できます。
しかし学生の頃より条件は厳しくなり「大卒以上」「TOEFL○点以上」など、ハイレベルな募集要項が設定されている場合がほとんどです。
留学直前になって奨学金が利用できないと判明することのないよう、前もって各種制度に目を向けておくことが、資金調達の秘訣なのではないでしょうか。