海外留学に年齢制限はありません。
仮に定年退職した後だとしても、海外留学に挑戦できます。
しかし海外留学のメインターゲットは10代から20代であることから分かるように、若い内に経験しておくに越したことはありません。
年齢制限を気にしすぎる必要はありませんが、可能な限り「40代」までには海外留学に行けるようにプランニングしましょう。
その理由には「体力の低下」や「社会復帰の難易度」など、様々な要因が考えられます。
自身の年齢が上がるにつれて、海外留学に対する不安は大きくなります。
体力的にも時間的にも無理できなくなってくる大人の海外留学における「不安」と、不安への「対策」について考えていきましょう。
40代になると、体力が低下します。
しかし海外留学では飛行機に何十時間も乗り、現地ではバスや電車を乗り継いで宿泊先に行き、滞在先では入学の手続きをしなければいけません。
とにかく体力勝負なのです。
そのため海外留学に決めたその瞬間から、体力作りを始めましょう。
ジムに通うほどハードなトレーニングは必要なく「ウォーキング」や「サイクリング」など、できることからで構いません。
日頃から運動習慣を付けておくだけでも、海外旅行を迎えるときには少しだけ無理ができる体になってきます。
勉強面では「記憶力の低下」が障害になります。
とくに男性は40代を境に、男性ホルモンの減少が原因による記憶力の低下が著しいです。
英語学習では記憶力を頼りにする場面が多いため、記憶力の低下に伴う勉強の難化は、海外留学を夢見る大人の悩みのタネになっています。
しかし記憶力の低下は、対策することが可能です。
勉強においては「何度も学び直す」や「感情を上手く利用する」などのコツがあります。
その根底には「絶対に海外留学を成功させる」という意志の影響も大きく関わってくるので、とにかく諦めず、強い意志を持って勉強に取り組む姿勢が大切です。
最後に見落としがちな不安は「仕事」です。
休職をして海外留学しない限り、日本に帰ってきたら転職活動が待ち受けています。
40代の転職活動は通常でも困難である上に、1年間の海外生活は「ブランク」と見なされてしまう場合が多いです。
日本に帰ってきたら「海外留学を上手に生かす」ような転職活動をしましょう。
そのためには「海外留学で何を得るか」という最初の目標設定が重要になります。
英語力を身につけるだけでなく、日本にいる時点で「帰国後の仕事にどう生かすか」という視点を持って海外留学の計画を行いましょう。
海外留学に年齢制限はないものの、体力や時間の問題を考えると「40代」までに挑戦しておくことをオススメします。
しかし一番大切なのは「好奇心」と「学びの意欲」です。
自分の選択に悔いがないよう、無理をしてでも挑戦してみることも大切なのではないでしょうか。