大人になって海外留学をする場合「仕事」について考えなければいけません。
学生である上に、国外にいるとなれば、基本的には会社員として働き続けられないと覚悟しておきましょう。
そのため、ほとんどの人は「転職」もしくは「休職」の選択に迫られます。
はたして自分にとって、どちらの選択肢がベストなのでしょうか。
それぞれのケースにおいて「大切になること」と一緒に、仕事への向き合い方を考えていきましょう。
多くの海外留学志望者は「退職」を選択します。
その場合は帰国後に「転職」をしなければいけません。
そのため「得た経験を転職に生かす」という前提を持ち、海外留学に臨む必要があります。
日本に帰ってきて転職活動をする場合、大切になるのは「海外で何を経験したのか」です。
基本的には、一般的な転職活動に比べて海外留学経験者の転職はハードルが上がります。
海外で何を学んできたのか、本当に海外で学ぶ必要があったのか、そして海外で得た経験を会社のために生かせるのか。
それらの質問に対して、しっかりと説明できるような転職活動を行う苦労が考えられます。
ハードルが上がりやすい海外留学者の転職を有利に働かせるために「出国前から帰国後の活動を計画に組み込んだ留学」をしましょう。
「帰って来たらどのような業種に転職するのか」「その業界では何が求められているのか」を出国前に分析しておくことで、留学生活で得る経験の質を高められます。
とくに漠然と留学をしたいと思っている場合は、より質の高い留学にするためにプランを見直してはいかがでしょうか。
会社からの合意が得られれば、会社を辞めずに「休職」して海外留学に行くことも可能です。
そのような場合はどのような考え方を持つ必要があり、海外留学で何を得るべきなのか、考えていきましょう。
留学志願者にとって、休職という選択肢は魅力的であると覚えておきましょう。
なぜなら海外留学者の転職は、同年代の同じ状況のライバルより困難を極める傾向にあるからです。
留学生にとってメリットがある一方で、休職は会社にとってリスクを抱える決断だと覚えておきましょう。
最も恐れられているリスクは「1年海外で過ごした結果、違う職場で働きたくなった」というケースです。
留学生は「休職を認めてくれた会社に必ず質の高い仕事で恩を返すべき」だということを覚えておきましょう。
大人になって海外留学をする場合は「転職」か「休職」を視野に入れる必要があります。
いずれの場合も共通するのは「成長して帰ってくる」必要があるということ。
思い切って留学をするならば、留学で得た経験を社会で何十年も生かせるような経験をする必要があるのではないでしょうか。