海外留学にはお金がかかります。具体的な金額はは留学時の為替レートによって変動しますが、
おおよそ「300万円~600万円以上」は用意しておくと良いです。
では具体的には一体どのような費用があり、それらにはどれくらいのお金を用意しておけばいいのでしょうか。
具体的な費用の内訳を併せて確認していきましょう。
1年間の海外留学にかかる費用を「学費」「渡航費」「食費」「生活費」という4つの項目に分け、内訳をご紹介いたします。
今回は人気の留学先、かつ物価が高いことで有名なイギリスの「ロンドン」への海外留学を想定して必要な費用を考えていきましょう。
語学学校の学費は1年間で「120万円~240万円程度」です。
語学学校、大学、大学院など、通う学校の区分によって学費は変動します。
また、同じ学校に通う場合でも取得するコマ数が違えば、学費も変動するのが一般的です。
学費を減らしたい場合は「通う学校を選び直す」もしくは「授業数を減らし、授業外の活動を充実させる」などの工夫をする必要があります。
ロンドンへの航空券の代金は、往復で「12万円~20万円程度」です。
航空券の代金は、格安航空を使えば値段は抑えられますが、海外留学をする年齢が30歳を超えている場合はオススメしません。
身体的な負担や、現地についてから体力を回復するコストも考えた上で、渡航費用はみだりに削りすぎないようにしましょう。
イギリスでの食費は「月に3~6万円程度」であり、1年間になると「36万円~72万円程度」に上ります。
イギリスは外食の価格が高く設定されているため、節約をしたければ自炊が必要です。
しかしスーパーで売っている食材も決して安くはないため、必然的に食費は高くなると覚悟しておきましょう。
生活費(もしくは滞在費)には、主に「家賃」が挙げられます。
おおよそ必要な金額は「100~300万円程度」です。
賃貸物件を借りてしまうと費用は高くなるため、「ホームステイ」を選んで賃料を抑えるのが海外留学の鉄板として認識されています。
ただし費用が高くついても「寮」に入れば食事や生活面のサポートがついてくることもあるため、目先の値段だけで選ばないようにしましょう。
今回例に挙げたロンドンでの生活費は、海外留学のなかでも高額な部類です。
しかし海外留学の費用は多く見積もっておいて損がありません。
一般的な予算のラインをオーバーしたとしても、何かあったときのための保険に加入したり、病院代を余分に用意したりすることが海外留学を成功に導く秘訣です。
「自分の行先としては十分な費用を用意した」からといって慢心せず、何があってもいいように、余裕を持った予算計画が大切になるのではないでしょうか。